地域医療ニュース

山武郡市にて認知症についての
地域医療フォーラムを開催

2012. 08. 08   文/梅方久仁子

 2012年6月30日(土)、東金文化会館にて山武郡市地域医療フォーラムが開催された。テーマは「もっと知りたい!認知症~これからの老後を考えるために~」。トップレベルの専門家から認知症の最新情報が聞けるということで、大勢の市民や医療関係者が集まった。

高齢化率が増大する中
認知症についての最新知識を学ぼう

東金市長 志賀 直温氏
東金市長 志賀 直温氏
山武郡市医師会会長、千葉県医師会副会長 田畑 陽一郎氏
山武郡市医師会会長、
千葉県医師会副会長
田畑 陽一郎氏

 最初に主催者を代表して山武郡市広域行政組合管理者である、東金市長・志賀直温氏が登壇する。

 志賀氏は、地域医療には多くの課題があるが千葉県地域医療再生プログラムにより、対策が進められていること、このフォーラムは千葉県地域医療再生事業の一環として開催していることを述べ、地域住民、医療関係者、行政関係者が集まって、現状について理解を深めることで地域医療の再生と充実に向けた取り組みをしていきたいと挨拶した。

 次に、座長を務める山武郡市医師会会長で千葉県医師会副会長でもある田畑陽一郎氏が演壇に立つ。

 田畑氏は、高齢化がますます進み、高齢者が増えると認知症が増えてくる点を指摘。国は2000年から段階的に施策を進め、認知症に対応しようとしている。認知症をテーマに日本でトップレベルの講師をお招きし、トップレベルの新しい知識をみんなで勉強しましょうと挨拶した。