健康トピックス

2014.07.18

「乗り物酔い」にならないために

「乗り物酔い」とは

車や電車、船、飛行機などに乗ることで、一時的にあらわれる不快な症状の総称を「乗り物酔い」といいます(動揺病とも呼ばれています)。主な症状として頭痛やめまい、吐き気、嘔吐などがあります。

乗り物の揺れや加速・減速などのスピードの変化、発進・停止の繰り返しによって与えられる刺激と、視覚情報や知覚情報との間にズレが生じることで起こる自律神経の失調です。

体調が良くなかったり、睡眠不足の状態で乗り物に乗ると酔いやすいので注意しましょう。また、一度乗り物酔いになると、そのことを思い出して酔いやすくなることがあります。不安であれば一度かかりつけ医と相談してみましょう。

「乗り物酔い」対策

・ 前日は睡眠をしっかり取り体調を整える

・ 体を締め付ける服は着ない

・ 乗り物に乗る前は空腹・満腹の状態にしない

・ 乗り物の中で嫌な匂いがする場合は換気を行う

・ 比較的揺れが少ない場所を選んで座る

・ 進行方向と同じ方向を向く

・ 本を読んだりゲームをしたりしない

・ 酔うことに不安になりすぎない

・ 市販の酔い止め薬を飲んでおく

日常生活でできること
乗り物酔いは、平衡機能の発達と関係しています。小・中学生のお子さんは、日頃からブランコやすべり台、シーソー、自転車、マット運動などでさまざまな動きに慣れておくと、乗り物に乗ったときも酔いにくくなります。

「乗り物酔い」になったときは

「乗り物酔い」になったときは、乗り物から降りるのが一番ですが、できない場合は窓をあけて新鮮な空気を吸う、衣服をゆるめて楽な体勢にする、腹式呼吸をさせる、頭部を冷やすなどしてみましょう。

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