健康トピックス

2014.03.13

身近な皮膚の病気「にきび」

にきびとは

にきびは、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気で、皮脂が毛穴に詰まることによって起こります。ただし、その種類によって状態はさまざまです。

● にきびの種類

白にきび 皮脂が毛穴に詰まって、小さな白い点が肌にあらわれる。炎症はない。
黒にきび シミや小さなほくろのように見える。白にきびの毛穴が開いて黒く見えている状態。炎症はない。
赤にきび 肌に炎症が起き、赤く腫れる。白にきびが悪化した状態。毛穴の中では細菌(アクネ菌※)が増殖している。
※アクネ菌……常在菌(通常は害を持たない人体に生息する細菌)の一つ。増殖すると炎症を起こす。
化膿したにきび 赤く腫れた箇所に黄色い膿が溜まる。赤にきびが悪化し、炎症がひどくなった状態。さらに重症化するとにきびが治っても痕が残る可能性が高くなる。

上記のさまざまな種類のにきびは、一人の肌に混在することも多いため、にきびができたときは一度医療機関を受診してみましょう。それぞれのにきびの状態に合った適切な治療を受けることが大切です。

にきびの予防と悪化を防ぐ方法

日頃からにきびができないように注意しましょう。また、万が一にきびができてしまったときは、悪化させない工夫も必要です。

肌を清潔に保ちましょう
汗をかいたらすぐにふき取り、洗顔しましょう。洗い過ぎると必要な水分や脂分もなくなってしまうので、やさしく丁寧に洗いましょう。
睡眠はしっかりとりましょう
夜更かしは新陳代謝のサイクルが乱れ、肌に悪影響を及ぼします。
使用する化粧品に注意しましょう
毛穴をふさぐような化粧品の使用は控え、特にファンデーションの厚塗りは避けましょう。また、長時間のお化粧はにきびを悪化させる原因となります。
にきびができても触ったり潰したりしないようにしましょう
にきびを触ったり潰したりすると、その分治りが遅くなります。痕が残る可能性も高くなるので、絶対に潰してはいけません。また、髪の毛が触れたりしないように髪型に注意を払いましょう。
脂っこい食事は避けましょう
にきびができたときは、できるだけ糖分や脂質の多いものは控えましょう。摂り過ぎた脂肪や糖質は皮脂の分泌を活発化させ、にきびを悪化させます。
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