地域医療ニュース

「脳トレ」の川島隆太教授を迎えて
茂原市で健康フォーラム2013が開催

2013. 09.19   文/梅方久仁子

茂原市長生郡医師会会長 大川 昌権 氏
茂原市長生郡医師会会長 大川 昌権 氏

君塚病院院長渡邉 道典 氏
君塚病院院長 渡邉 道典 氏

 2013年6月8日、茂原市民会館にて「茂原市長生郡医師会 健康フォーラム2013 ~豊かに健康長寿社会を目指して~」が開催された。茂原市長生郡医師会と田辺三菱製薬株式会社が共催するこの健康フォーラムは、今年で3回目。今年の特別講演の講師は、脳トレで名高い東北大学加齢医学研究所教授・川島隆太氏だ。会場はほぼ満席となり、参加者は、最新の健康情報に熱心に耳を傾けた。

 最初に、茂原市長生郡医師会会長の大川昌権氏が挨拶に立ち、「全国的にこの地域は医療資源が少ないが、健康寿命はトップレベル。住民の健康意識が高いことや、自治体の努力のたまものだと思う。豊かで自立した健康長寿社会を目指すために、きょうは私もしっかり勉強したい」と述べた。

 次に第1部として、茂原市長生郡医師会地域医療システム委員会委員長・君塚病院院長の渡邉道典氏により、「40歳からの健康管理 ~健康な老後を過ごすために~」と題して、講演が行われた。

 渡邉氏は、約1週間前から持病の腰痛が悪化したとのことで、車いすで登場。しかし、その話しぶりは明るくウィットにあふれていて、体調不良を感じさせない。生活習慣病についてのわかりやすい説明は、参加者にとって大いに参考になったに違いない。その講演内容の概略を紹介しよう。