地域医療ニュース
茂原市で地域医療フォーラム・住民対話集会
「子どもの救急と地域の医療を考える ~長生郡市の医療をみんなで守る~」を開催
2013. 06.24 文/梅方久仁子
子どもが病気のときには、どうする?
全国的に、少子化が進んでいるが、子どもの救急搬送数は逆に増えている。それは、軽症の搬送が増えているからだ。病院に行くなとは言わないが、限りある医療資源を有効に使うためには、適正な受診をお願いしたい。
本日の配付資料の中に、「子どもの急病ガイドブック」が入っている。子どもの具合が悪くなったときには、判断の助けにしてほしい。誰かに相談したいときは、千葉県の「こども急病電話相談」がある。夜間の19時から22時に#8000に電話をすると、医師・看護師がアドバイスしてくれる。
インターネットの「こどもの救急ホームページ」も役に立つ。気になる症状を選んで該当する項目をチェックすると、どうすればいいかが表示される。携帯電話でも利用できるので、ぜひ一度試してほしい。
急がなくてよいときは、翌朝にかかりつけ医に行くのもよい。かかりつけ医は継続して子どもの体調を見ているので、普段と様子が違うか判断しやすい。必要なら専門病院への紹介状を書いてくれる。初めての医師では、いつもと様子が違うかどうか分からない。