地域医療ニュース
糖尿病をテーマに銚子市で地域医療フォーラムが開催
2013. 01. 11 文/寺西 芝
では、生活習慣病の予防に有効な方法は何か? 糖尿病の発病率との相関関係を見ると「血糖値を下げる薬」の有効性はもちろん実証されている。だがそれよりも、生活習慣改善が発病率を下げるという。具体的には「7%以上の体重減少」「週に1時間半以上の運動」が有効とされる。
つまり、適度な運動を続けることで体重を増やさないこと、生活習慣改善をして肥満のない状態を維持していくことが結局は発病率を下げることにつながるのだ。
人間には、一番健康な状態であると思われる体重があり、それはBMI(Body Math Index)を使って知ることができる。BMIとは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったもの(下記参照)。
日本では一般にBMI値25以上が「肥満」とされている。また、病気のかかりやすさとの関係を見ると、BMI値が22~24で最も病気が少ないというデータがあり、BMIがこの値になる体重が自分にとって一番健康な状態だと考えられる。