健康トピックス

医療トピックス

2019.03.13

早期発見が大切「腎臓病」

腎臓病の種類

腎臓病には、さまざまな種類があります。一次性、二次性、遺伝性、それ以外の場合に分けられ、それぞれの原因や症状も異なります。定期的に受診し、現在の病状を把握することで、進行を少しでも遅延させることが最も大切です。病気が疑われた場合は、かかりつけ医に相談してください。

一次性の腎臓病
・急性腎炎症候群
・急速進行腎炎症候群
・反復性あるいは持続性血尿症候群
・慢性腎炎症候群
・ネフローゼ症候群
二次性の腎臓病
・糖尿病性腎症
・ループス腎炎
・紫斑病性腎炎
・腎硬化症
・痛風腎
遺伝性の腎臓病
・多発性のう胞腎
その他の腎臓病
・慢性腎盂腎炎
・妊娠中毒症による腎症
・逆流性腎症

急性腎不全と慢性腎不全

腎臓病が進行し、腎臓の働きが弱くなると、腎不全になります。腎不全には、急激に腎臓の機能が低下する急性腎不全と、数か月から数十年の長い年月をかけて腎臓の働きがゆっくりと悪くなる慢性腎不全があります。

急性腎不全は、急激に腎機能が悪化し、尿の出が悪くなったり、あるいは全く出なくなります。慢性腎不全は、ほとんど自覚症状はありませんが、腎機能障害が進行してくると、尿の量が増える(特に夜間)、目のまわりや足のむくみ、疲れやすい、食欲がない、息切れがする、皮膚がかゆいなどの症状が出てきます。急性腎不全では、適切な治療を行って腎臓の機能を悪化させた原因を取り除くことができれば、腎臓の機能が回復する可能性があります。一方、慢性腎不全では、腎不全の進行に伴って腎臓の機能が徐々に失われ、失われた腎機能が回復する見込みはほとんどありません。

腎臓の機能が低下した場合の症状
・水分が体にたまる…むくみ(浮腫)、高血圧、低ナトリウム血症、肺水腫
・老廃物が体にたまる…尿毒症(食欲低下、吐き気、嘔吐、意識混濁、けいれんなど)
・電解質が体にたまる…高カリウム血症、高リン血症
・血液に酸がたまる…呼吸が速くなったり、電解質バランスが崩れる
・ホルモン異常…貧血、骨がもろくなる、高血圧

腎臓病の治療法

腎臓病は、メタボリックシンドロームと深く関係している場合が多く、誰もがかかる可能性のある病気です。日本でも患者は増えていて、新たな国民業ともいわれています。

腎臓病の経過を知るには、体重、血圧の測定、尿検査、血液検査、腎機能検査および画像検査などを定期的に行います。体重の推移はむくみの程度や食事療法による栄養状態の指標として大切です。また、腎臓病では血圧の管理が重要です。

腎臓病は、早期発見・早期治療によって治る可能性が高くなります。定期的にかかりつけ医の検査を受け、腎臓病が認められた場合は、適切な治療を受けましょう。

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