地域医療ニュース
「千葉県在宅ネットワーク」が発足
多職種が結集し、在宅医療・介護を推進
2012. 01. 13 文/寺西 芝
2011(平成23)年11月23日、「千葉県在宅ネットワーク」の設立総会が千葉大学西千葉キャンパスで開催された。これは、今後ますます進む超高齢社会をにらんで、在宅医療・介護を取り巻くすべての人々が結集するための組織を作ろうとするものだ。設立総会のあと、在宅での口腔ケアやリハビリテーションなど在宅医療・介護をテーマに記念講演会が行われた。その模様をリポートする。
2011年11月23日、千葉大学西千葉キャンパスけやき会館において「千葉県在宅ネットワーク」の設立総会が開かれた。
これは、「在宅医療・介護についての理解を深め、これを推進できる環境を整えるためのネットワーク」(設立趣意書より)で、在宅医療・介護に携わっている人たちのみならず、すべての医療・介護・福祉・行政関係者が知恵を出し合い、協力し合うことが必要との見地から設立されたものだ。
千葉県在宅ネットワークのホームページを見ると、加盟団体のリストが掲載されており、病院・診療所(医科・歯科)から、薬局、訪問看護ステーション、訪問介護事業所、地域包括支援センター、薬剤師会、歯科医師会まで多くの団体が参加しているのがわかる。
当日の設立総会には174施設が参加。議長を選出したあと4つの議題について議事が行われ、無事閉会した。事務局は、千葉大学医学部附属病院地域医療連携部に置き、今後はNPO法人化も目指したいとしている。