地域医療ニュース
AEDを使って心肺蘇生法を練習!
茂原市で中学生向けの救命講習会を開催
2011. 10. 14 文/大森勇輝
汗びっしょりになりながら蘇生法を繰り返す
次に、センサー機器が付いた心肺蘇生訓練用の人形を使っての練習が続く。生徒たちがグループに分かれて、倒れた人に対する声かけ、119番通報に始まり、気道確保、人工呼吸、1セット30回の胸骨圧迫(心臓マッサージ)など一連の心肺蘇生法を練習機器を相手に実践した。
センサー機器付きの人形では、適切な箇所に適切な力でマッサージが行われているかどうかモニターで確認できるようになっている。当初は、手順を間違えたり、あるいはうまくマッサージできなかったりと、生徒たちはモニターを見ながら皆一様に戸惑いの表情を浮かべていた。しかし、講師の指導のもと、汗びっしょりになりながら何度も蘇生法を繰り返すうちに徐々に慣れてきた様子で、手拍子に合わせて30回の胸骨圧迫を全員が終えると、各グループから自然に拍手が沸き起こった。
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イラスト入りのインジケーターで圧迫の強さを確認できる人形を使って実践。
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人工呼吸の吹き込み量もインジケーターの点灯具合で確認できる。