健康トピックス

2022.04.28

胃がんのリスク因子「ピロリ菌」

ピロリ菌とは

ピロリ菌は胃の粘膜に生息するらせん型の細菌です。胃には強酸性の胃酸が分泌されているため、細菌が生息することは不可能だと考えられていましたが、ピロリ菌が発見され、さまざまな病気の原因になることが分かりました。

多くの場合胃酸の量が少ないなど免疫機能が十分に発達していない幼児期に、水や食物を介して感染します。しかし近年は衛生環境が整備されたことで、感染率が減少してきています。

ピロリ菌の治療について

ピロリ菌に感染しても自覚症状は現れませんが、胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの深刻な病気の発症につながる可能性があります。血液や呼気などで検査できるため、自発的に行動を起こすことが大切です。

検査で感染が確認された際には、抗生剤を用いて除菌治療を行います。1回目の治療で除菌できることがほとんどですが、失敗した場合には2回目の除菌を行います。

またごくまれに、除菌以前の抗生剤の服用によってピロリ菌が耐性を持ってしまい、除菌できないことがあります。

ピロリ菌は除菌後も要注意

ピロリ菌を除菌すれば、病気の発症リスクは軽減させることができます。しかし完全に発症しないかというとそうではありません。ピロリ菌の感染によって炎症を起こした胃粘膜からがんが発生する可能性があります。特に長年感染していた場合には、胃炎の状態がより進行している恐れがあるため注意が必要です。

除菌したからといって油断せず、定期的に検査を受けるようにしましょう。

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