地域医療ニュース

東金駅前のショッピングモールで
「救急フェア山武2013」が開催

2013.12.9   文/寺西 芝

 2013年9月8日、東金市で「救おう大切な命!」を合言葉に「救急フェア山武2013」が開催された。東金駅の目の前にあるショッピングモールで行われたイベントの模様をお伝えする。

救急フェアポスター

 9月8日の日曜日、東金駅前のショッピングモール「東金サンピア」内の広場「ステージコート」と東金中央公園前の路上の2カ所で「救急フェア山武2013」が開催された。

 今年の「救急フェア」には地域のキャラクターが大集合して、大変にぎやかなイベントになった。千葉県のチーバくんをはじめ、東金商工会議所青年部がプロデュースした、少し不気味な「やっさくん」、大網白里市の「マリンちゃん」、芝山町の「しばっこくん」、山武市の「SUNムシくん」と山武郡市のマスコットキャラクターが勢ぞろいした。

 午後1時、地域キャラクターたちが舞台に登場すると会場からは歓声が上がり、見に来ていた子供たちも大喜びの様子だ。山武地域医療協議会の会長を務める志賀直温・東金市長や、医師会、歯科医師会、薬剤師会、市議会の代表ら関係者が壇上に上がり、志賀市長が開会を宣言した。

山武郡市の地域キャラクターが大集合し、
東金市長・志賀直温氏(中央)が「救急フェア」開会を宣言。
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ご当地キャラクターも心肺蘇生に挑戦!

 まず最初に行われたのは、山武郡市広域行政組合消防本部による心肺蘇生法の実演。消防隊員がまず見本を披露したあと、キャラクターたちをまじえて手順を説明する。人が倒れているときには、心肺蘇生を行う人、携帯電話で救急車を要請する人、AED(自動体外式除細動器)を持ってくる人という具合に、まず集まった人たちに役割を与えることが重要だ。ここでは、SUNムシくんに電話してもらい、やっさくんにはAEDを取りに行ってもらう。役割をキャラクターに担当してもらうことで、大人のみならず子供たちにも関心を持ってもらおうという工夫が見られた。

 さらに、キャラクターにも心肺蘇生に挑戦してもらうという企画も行われた。マリンちゃんが隊員の説明通りに胸骨圧迫をするさまは多少奇妙ではあったが、参加者の関心を呼んだに違いない。事実、このあと観客から体験したい人を募ると、小学校の低学年くらいの女の子が心配蘇生法に挑戦したことはそれを証明していた。

なんと、ご当地キャラクターも心肺蘇生に挑戦した。
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