日々の暮らしに役立つ医療情報を紹介していきます。
花粉症では、花粉(アレルゲン)が鼻や目の粘膜に付いて、目や鼻のかゆみやくしゃみなどを引き起こします。口やのどにアレルゲンが接触するために、唇が腫れたり、口の中がかゆくなったりするなどのアレルギー反応が起こってしまうわけです。これを口腔アレルギー症候群と呼びます。
実は、花粉症と食物には密接な関係があります。
中に含まれるタンパク質の構造が花粉と類似している果物・野菜を食べると、アレルギー反応が起こることがあります。
よくある類似例は次のとおりです。
▼スギ花粉とトマト
▼ ハンノキ花粉(1~4月ころに飛散)と、バラ科
(リンゴ・モモ・サクランボなど)およびウリ科(メロン・スイカ・キュウリほか)の食物
▼ シラカンバ(4~6月ころに飛散)とバラ科の食物
主に摂取後15分以内に症状が現れることが多く、場合によってアナフィラキシーという致死的な急性アレルギー症状が出ることもあります。花粉対策と同時に、原因となる食物の摂取を避けることが必要です。
このような症状で心当たりのある人は、医療機関でアレルゲン検査を受けましょう。
「口の中に白または赤い着色がある」「口内炎がなかなか治らない」「食べ物が飲み込みにくい」などの症状がないか確かめましょう。
日ごろから見ていないと異常に気付きにくいので、歯みがきの時に鏡で舌や頬の裏側を観察する習慣を付けましょう。
口腔(こうくう)がんは、毎年約6千人がかかり、約3千人が死亡しており、増加傾向にあります。口腔がんの発生リスクには、たばこ、アルコール、口の中の不衛生が大きく関連していますので、このようなリスクを日常の中で少しでも減らしていくことが必要です。
口の中は自分で簡単に観察することができるので、口腔がんを早く発見することが可能です。しかし、口の中の「できもの」は多種多様です。口腔がんを心配していても、違う場合も多くあります。できるだけ早くかかりつけの歯科医にみてもらい、必要な場合は、口腔外科を紹介してもらいましょう。
自己チェックのポイント
中耳炎はごくありふれた感染症で、抗生剤内服などの治療で多くは改善しますが、2歳以下の抵抗力が弱い子どもでは繰り返し中耳炎が起こることが多々あります。
中耳炎は細かく分類すると急性中耳炎、滲出(しんしゅつ)性中耳炎、慢性中耳炎などがあります。特に小さい子どもで問題となるのが急性中耳炎です。急性中耳炎は、鼓膜の裏側の中耳という空間で炎症が起こり膿が溜まります。多くは鼻や喉に細菌の繁殖があり、この細菌が耳管(耳と喉をつなぐ管)を経由して中耳に入り込み炎症を起こします。主な症状は発熱や耳の痛み、耳だれです。まだ話せない子どもでは、耳を触る、機嫌が悪いことなどがサインです。
また、子どもの熱の原因として中耳炎は比較的多く、急な発熱の際は耳鼻咽喉科で中耳炎の有無を確認することも必要です。
特に中耳炎を繰り返す子どもは定期的な診察や治療が必要です。子どもはいろいろな感染症にかかりやすく、中耳炎のようなありふれた感染症でも、繰り返すと保護者も大変です。日々の体調管理に十分注意してください。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、立つ・歩くなどの人の動きをコントロールする骨や筋肉などの運動器が衰えている、または衰え始めている状態です。
放っておくと日常生活に支障をきたし、寝たきりの状態になってしまうこともあります。
正しい知識を持って、予防することが大切です。
食生活を見直しましょう
生活習慣を整えましょう
環境の整備をしましょう
鎌ケ谷市役所 健康増進課予防係 TEL:047-445-1141(内線728~730)
■『広報かまがや(8月15日号)』より引用
http://www.city.kamagaya.chiba.jp/kouhou/kouhou.html
年齢とともに顔の筋肉も衰えるため、顔や口も老化していきます。
しかし最近は、顔の表情筋や舌をトレーニングすることが、若々しい表情を保つことや口臭予防に効果があると言われています。またトレーニングを続けることで、話す・かむ・飲み込むことがいつまでも楽に、軽やかにできることが分かってきました。
この講座では、顔の筋肉の働きについて学び、そのトレーニングや、お口の正しいお手入れの方法について実習します。
*****広報かまがや(8月1日号)より転載*****
対 象:50・60歳代の人
日程・内容:下表のとおり(5日間1コース) ※健康手帳がない人は8月23日に発行します。
会 場:総合福祉保健センター3階
定 員:20人(申込先着順)
申し込み:8月19日(月)までに健康増進課(内)734へ ※さわやかまなびぃ100対象事業です。
回 | 日 程 | 時 間 | 内 容 | 持ち物 |
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1 | 8月23日(金) | 13:30~15:00 | オリエンテーション、顔の筋肉とその働き、 表情筋トレーニング |
健康手帳、 ミネラルウォーター |
2 | 9月27日(金) | 表情筋トレーニング、 お口のお手入れ・むし歯予防編 |
健康手帳、歯ブラシ、 ミネラルウォーター |
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3 | 10月25日(金) | 表情筋トレーニング、 お口のお手入れ・歯周病予防編 |
健康手帳、歯ブラシ、 ミネラルウォーター |
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4 | 11月21日(木) | 13:30~16:00 ※会場は総合福祉保健 センター6階。 |
いい歯の日講演会 「(仮称)インプラントの正しい知識」 |
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5 | 12月5日(木) | 13:30~15:00 | 講座の同窓会、表情筋トレーニングや お口のお手入れの復習 |
健康手帳、歯ブラシ、 ミネラルウォーター |
鎌ケ谷市役所 健康増進課予防係 TEL:047-445-1141 内線734
■『広報かまがや(8月1日号)』より引用
http://www.city.kamagaya.chiba.jp/kouhou/kouhou.html
現在、子宮頸がん予防ワクチンの接種を積極的にはお勧めしておりません。
子宮頸がん予防ワクチン予防接種については、平成25年4月1日より予防接種法に基づく定期接種として実施しておりますが、平成25年6月14日付け厚生労働省健康局長通知があり、定期接種として継続しますが、積極的な接種の勧奨は行わないことになりました。
以降、接種を希望される方は、子宮頸がん予防ワクチン予防接種の効果と副反応を十分理解した上で、接種をお願いします。
詳細については、下記厚生労働省のリーフレットをご参照ください。
この対応は、平成25年6月14日に開催された、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会において、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が子宮頸がん予防ワクチン接種後に特異的にみられたことから、その副反応の発生頻度がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとされたことによります。
■厚生労働省作成リーフレット
子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける皆さまへ
鎌ケ谷市役所 健康増進課 TEL:047-445-1141 内線729
■『子宮頸がん予防ワクチン予防接種について』より転載
http://www.city.kamagaya.chiba.jp/news/kenkouzoushin/h250619shikyuukeigan_yobousesyu/h250619shikyuukeigan_yobousesyu.html
健康診断・人間ドッグなどで検査項目に必ずある血液検査。血を取るのは苦手な方も多いかもしれませんが、誰しもが経験している検査だと思います。
しかし、頑張って検査したのに結果の見かたがよくわからないなんて声もよく聞きます。
そこで今回は血液検査でわかる「HbA1c値」について知っていきましょう。
*****日本医師会「健康ぷらざ No.386」より*****
HbA1cを知っていますか?-血液の健康度を表す数値-
HbA1cとは?
表記が変わりました
注意するのは5.6(NGSP値)から
■日本医師会「健康ぷらざ No.386」
http://www.med.or.jp/people/plaza/
(日本医師会のページへリンク:日本医師会『健康ぷらざ No.386』より転載)
ニュースでも話題になっていますが、風しんが流行しています。千葉県内でも毎週20例以上の報告が続き、昨年同時期の約40倍となっています。
妊娠中の方(特に妊娠初期)がかかると、生まれてくる赤ちゃんが風しんウイルスに感染し、先天性の疾患にかかってしまうリスクが高くなります。
鎌ヶ谷市では5月1日より風しんの予防接種の助成の受付を開始しました。これから妊娠を予定している夫婦の方、現在妊娠している女性の夫で予防接種未接種の方はこの機会に接種をおすすめします。
*****広報かまがや(5月1日号)より転載*****
風しんの予防接種費用を助成します
風しんワクチンまたは、麻しん風しん混合ワクチンによる予防接種の費用を助成します。
対象者 | 妊娠を予定または希望している夫婦か、妊娠している女性の夫(未婚の場合を含む)で、次の全ての条件を満たす人
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対象期間 | 平成25年4月1日から26年3月31日までの接種 |
申請期限 | 平成26年4月30日まで |
助成限度額 |
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【参考】
鎌ヶ谷市ホームページ「風しんが流行しています」
鎌ヶ谷市ホームページ「風しんの予防接種費用を助成します」
鎌ケ谷市役所 健康増進課予防係 TEL:047-445-1141 内線729
■『広報かまがや(5月1日号)』より引用
http://www.city.kamagaya.chiba.jp/kouhou/kouhou.html
中国で深刻な大気汚染の原因物質となっている「PM2.5」。このPM2.5が4~5月にかけて日本に飛来するのではないかと懸念されています。PM2.5の粒子は非常にちいさく、吸い込むと肺の奥にまで入り、呼吸器系、循環器系疾患などのリスクが高まると考えられています。政府広報オンラインのサイトでは、PM2.5の基本知識や健康への影響、対策など詳しく掲載しています。
今回は、PM2.5濃度が基準値を超えた際の対応についてご紹介します。
◎現在のPM2.5濃度を知るためには?
⇒大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」で関東地方の状況を確認できます。
*****政府広報オンライン お役立ち情報『「PM2.5」4~5月は濃度の上昇にご注意を!健康に及ぼす影響と日常生活における注意点』より*****
【PM2.5に関する注意喚起のための暫定的な指針】
環境省では、都道府県などの自治体が住民に対して注意喚起をするための「暫定的な指針となる値」として、「1日平均値70μg/m3(マイクログラムパー立方メートル)」を示しました。
これは、PM2.5濃度がこれを超えると健康影響が生じる可能性が高くなると考えられる濃度水準です。ただし、この濃度を超えたからといって、全ての人に必ず影響が生じるというものではないことに留意が必要です。高感受性者への影響には個人差があり、子どもや高齢者、呼吸器系や循環器系の病気をもつ人などは、これより低い値でも健康に影響を及ぼす可能性があります。
暫定的な指針となる値 (1日の平均値) |
行動の目安 | 備考 1時間値(※) |
---|---|---|
70μg/m3超 |
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85μg/m3超 |
70μg/m3以下 |
|
85μg/m3以下 |
自治体から注意喚起が行われたら、次のような対応を行いましょう。特に幼児や高齢者、呼吸器系や循環器系の疾患のある人は、体調に応じて、より慎重に行動しましょう。
◎屋外にいるとき
◎屋内にいるとき
■『「PM2.5」4~5月は濃度の上昇にご注意を!健康に及ぼす影響と日常生活における注意点』
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/5.html
(政府広報オンラインお役立ち情報へリンク:政府広報オンラインお役立ち情報『「PM2.5」4~5月は濃度の上昇にご注意を!健康に及ぼす影響と日常生活における注意点』より引用)
3月に入り、本格的にスギ花粉が飛散しはじめました。
今や誰もが知っている花粉症ですが、ここでもう一度花粉症についておさらいしましょう。
千葉県の花粉飛散情報(Yahoo! JAPANより)もチェック!
花粉症かな?と思った方は、症状が重くなる前にかかりつけ医師に相談してくださいね。
*****日本医師会『花粉症の初期療法-花粉飛散の2週間前から-』より*****
花粉症の初期療法 -花粉飛散の2週間前から-
止まらないくしゃみ・鼻水
どんな治療法が?
症状が重い人は
■花粉症の初期療法-花粉飛散の2週間前から-
http://www.med.or.jp/people/plaza/backnumber/pdf/380.pdf
(日本医師会のページへリンク:日本医師会>健康ぷらざNo.380『花粉症の初期療法-花粉飛散の2週間前から-』より引用)
逆流性食道炎とは?
機能性胃腸症、過敏性腸症候群とは?
より快適に過ごしていくためには?
■鎌ケ谷市医師会 野村 直人(のむらファミリークリニック)
広報かまがや「健康だより」(No.1095、No.1099、No.1103)より転載
http://www.city.kamagaya.chiba.jp/kouhou/kouhou.html
平成24年12月5日、千葉県に感染性胃腸炎警報が発令されました。
千葉県だけではなく、全国的にもこの10年間で2番目に高い水準にまで患者数が増加しています。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
健康な方はあまり重症化せずに回復しますが、子どもや高齢者、持病のある方などでは重症化したり、おう吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。予防のためのワクチンはなく、治療は点滴などの対症療法に限られます。
ノロウィルスは感染力がとても強いため、感染予防がとても重要です。
【感染予防のためにできること】
●日頃から、手洗い・うがいの徹底食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
●感染の拡大を防ぐために患者の便やおう吐物を扱う時は、使い捨てのマスクと手袋を使い処理します。
捨てる際は、ビニール袋に密閉して捨てます。
汚染された床や用具などは、適正な濃度の塩素系消毒剤(漂白剤)を使用して消毒し、換気を十分に行いましょう。
ノロウィルスは、とても感染力の強いウィルスです。
おう吐や下痢などの症状がある場合は、調理や食事の介助を控えましょう。
【ノロウィルス情報の関連リンク】
●千葉県感染症情報センター
●厚生労働省ノロウィルスに関するページ
鎌ケ谷市役所 健康増進課予防係 TEL:047-445-1141 内線729