地域医療ニュース

住民の命を地域全体で救う!
長生郡市の先進的な取り組み

2013.11.28   文/大森勇輝

次はAEDを使った心肺蘇生法を実習

 10分間の休憩を経て、後半に行われたのがAEDを使った訓練である。前半同様、消防隊員による実演からスタート。それから、再び班ごとに分かれて、AEDを使った心肺蘇生法を実習した。

後半はAEDを使った心肺蘇生法を学ぶ。まずは消防隊員による実演から始まった。
(クリックすると拡大します)

 AEDを使った訓練のポイントは、周りの人との協力だ。1人が119番通報を行い、もう1人がAEDキットを持ってくるよう手配。その際に、きちんと相手を指差しして「あなたは119番通報」「あなたはAEDキットを持ってくる」と指示し、役割を明確に伝えることが重要だと講師は説明する。

 そして、生徒たちは心肺蘇生→AEDを使った電気ショック→再び心肺蘇生というサイクルを1人6分かけて実習。真剣な面持ちで一連の救急救命作業の訓練に取り組んだ。

AEDの操作法を学んで実際にやってみる。電極パッドは右胸の上部と左胸の下部に貼るが、貼る位置はパッドにも印刷されているので分かりやすい。
(クリックすると拡大します)
AEDの操作は、音声に従いながらボタンを押す。
(クリックすると拡大します)