すぐ役立つ医療情報

生活習慣病にならないために

?特定健診って何??

2011. 9. 16   

特定健診ってどんな健診?

いわゆる「メタボ健診」は手間も時間もかからない

 特定健診は、メタボリックシンドロームに着目した健康診査で、いわゆる「メタボ健診」と呼ばれているもの。平成20年(2008年)4月から医療保険者(職場の健康保険組合や国民健康保険)に実施が義務づけらています。
 40歳から74歳の人は、誰でも自分が加入している健康保険で特定健診を受けられます。また、その結果によっては保健指導を受けられます。費用は健康保険によって異なりますが、多くは自己負担が無料か、せいぜい数千円です。
 特定健診では、以下の項目を測定します。通常は「必須項目」のみですので、それほど時間も手間もかかりません。

 特定健診の測定項目

【必須項目】
○質問票(服薬歴、喫煙歴など)
○身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
○理学的検査(身体診察)
○血圧測定
○血液検査
 ・脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
 ・血糖検査(空腹時血糖またはHbA1c※1
 ・肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
○検尿(尿糖、尿蛋白)

【詳細な検診の項目】※2
○心電図検査
○眼底検査
○貧血検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値)

※1   HbA1cとは血中のヘモグロビンにブドウ糖が結合している割合をパーセントで表示するもので、過去1?2カ月の血糖値がどの程度だったかがわかります。
※2   「詳細な検診の項目」は、一定の基準の下、医師が必要と認めた場合に実施します。

 
 続き「特定健診の判定基準は?」を読む