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2025年01月09日:入浴時のヒートショックを予防するために

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温度の急激な変化によって血圧が変動することで起こる健康被害を「ヒートショック」といいます。
65歳以上の高齢者は血圧が変動しやすいため、ヒートショックを起こしやすいされています。
寒い時期の入浴は、温かい室内から寒い脱衣所へ浴室、さらに湯船につかることで、血圧が激しく変動するため、特に注意が必要です。
千葉県医師会のウェブサイトに、ヒートショックの予防法をまとめたコラムがありますのでご紹介します。

****千葉県医師会「健康トピックス」>2024.11.29 入浴時の工夫で防ごう「ヒートショック」****

【ヒートショックの予防法】

ヒートショックを防ぐために、入浴時には室内の環境を整え、いくつかの段階を踏むことが大切です。

1)脱衣所や浴室を暖め、寒暖差を減らす
湯船のふたを開けたり、シャワーのお湯を浴室の床に撒いたりして、脱衣所や浴室を暖めます。小型の暖房器具を設置するのもおすすめです。室温は18度以上、湿度40%以上が望ましいとされています。

2)家族に声をかける
入浴時に体調が悪くなった場合にも素早く対処できるよう、入浴前後には家族に声をかけるようにしましょう。

3)ほど良い温度で短時間の入浴を
41度以下の温度で10分程度を目安に入浴します。湯船につかる前には、かけ湯をし、体をお湯の温度に慣れさせましょう。

4)立ち上がるときはゆっくり
立ちくらみを起こさないよう、ゆっくりと立ち上がりましょう。安全のために、手すりなどにしっかりと掴まってください。

■千葉県医師会「健康トピックス」>>2024.11.29 入浴時の工夫で防ごう「ヒートショック」
https://www.chiba.med.or.jp/general/topics/medical/medical_134.html