日々の暮らしに役立つ医療情報を紹介していきます。
夏場は菌が増えやすく、食中毒が発生しやすい時期です。通常の腐敗とは違い、臭いや形状では分からないことがあります。乳幼児や高齢者などは重症化しやすいため、食品の取り扱いに注意が必要です。
次の原則を守り、食中毒予防に取り組みましょう。
付けない
・調理前やトイレ後、生肉・魚・卵を扱った後はよく手を洗う
・調理器具はすぐに洗い流し消毒する
増やさない
・食材の購入時は保冷剤を使用しすぐに持ち帰る
・保存温度は冷蔵庫では10度以下、冷凍庫ではマイナス15度以下にする
・調理後は長時間室温に置かない
・食品の解凍は冷蔵庫内か電子レンジで行い、再冷凍はしない
やっつける
・十分に加熱する(中心部の温度が75度で1分間以上が目安)
・電子レンジの加熱不足に注意し、熱の伝わりにくい物は時々かき混ぜる
鎌ケ谷市役所 健康増進課
■『広報かまがや(6月1日号)』より引用
https://www.city.kamagaya.chiba.jp/sesakumidashi/kouhou/kouhou/index.html
ロタウイルスが体内に入ることで引き起こされる急性胃腸炎の一種がロタウイルス感染症です。
感染力が強く乳幼児期に多くの子どもが感染します。
激しい症状が出ることが多く入院することもありますが、ワクチン接種により重症化を予防することができます。
生後14週6日までの初回接種が推奨されており、2020年10月より任意接種から定期接種になりました。
千葉県医師会のウェブサイトに、ロタウイルス感染症の症状をまとめたコラムがありますのでご紹介します。
****千葉県医師会「健康トピックス」>2024.02.29 ロタウイルス感染症****
2~4日の潜伏期間を経たのち、嘔吐と発熱が始まり、続いて水のような下痢(時に米のとぎ汁様)がみられるようになります。通常は1週間程度で回復します。しかし、頻回の嘔吐、激しい下痢により、脱水症をきたすことがあり、その場合は顔色が悪くなる、元気がなくなる、尿量が減るなどの症状がみられます。特に乳児で初めてロタウイルスに感染したときは症状が重いため、入院が必要になることもあります。 まれに、けいれん、腎不全、脳症、心筋炎などの合併症が起こることがあり、意識の低下やけいれんなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診することが大切です。
■千葉県医師会「健康トピックス」>2024.02.29 ロタウイルス感染症
https://www.chiba.med.or.jp/general/topics/medical/medical_125.html
朝ごはんは心と体の準備運動です。
「食は元気の源」と言われるように、1日3食の食事はとても大切です。
朝ごはんで、1日の食事リズムをスタートすることが健康につながります。
ごはんなどの主食には、脳のエネルギー源になるブドウ糖が含まれています。朝からっぽになった脳のエネルギーをチャージしましょう。
朝ごはんを食べている子どもの方が、学力・運動ともに成績が良いという結果も出ています。成長期には食事から必要なエネルギーや栄養素を摂る必要があります。
新年度に向けて、家族みんなで生活リズムを見直し、バランスの良い食事を毎日食べるよう取り組んでみましょう。
鎌ヶ谷市医師会
■『広報かまがや(3月15日号)』より引用
https://www.city.kamagaya.chiba.jp/sesakumidashi/kouhou/kouhou/index.html
皆さんは、満足がいく睡眠が取れていますか?
良い眠りは、心身の健康や日々の活力の源です。質の良い睡眠を取ることで、生活習慣の予防、免疫力アップ、ストレス軽減など良いことがたくさんあります。
春から新生活を迎えるに当たり、自分の睡眠習慣を振り返ってみましょう。
チェックのつく項目が多い人は、次のポイントを確認し睡眠習慣を見直してみましょう。
■『広報かまがや(2月15日号)』より引用
https://www.city.kamagaya.chiba.jp/sesakumidashi/kouhou/kouhou/index.html
私達の体に微生物が寄生すると、それを排除する為に感染症が発生します。細菌、ウイルス、カビ等様々な原因があります。これら微生物の増殖を抑える目的で薬が使われます。特に抗生物質は感染症の症状で医療機関を受診すると処方される事が多い薬です。一般的な鼻汁、咳やのどの痛み等の「風邪」は最初にウイルス感染により引き起こされる症状です。抗生物質は細菌の繁殖を抑える薬なので、このような風邪症状には基本的に効果がありません。安易に使用する事でかえって従来の存在する細菌が変化して、耐性菌(抗生物質が効かない菌)が生じてしまう可能性もあります。抗生物質を処方された時は本当に自分の症状に必要なのか、十分に質問するようにしましょう。
鎌ヶ谷市医師会
『広報かまがや(1月15日号)』より引用
https://www.city.kamagaya.chiba.jp/sesakumidashi/kouhou/kouhou/index.html
心臓の血管(冠動脈)の動脈硬化により血管が細く血液の流れが悪くなった状態が狭心症です。
狭心症は運動時に起きることが多いのですが、安静時に起きる場合もあります。胸が締め付けられるような圧迫感や痛みの発作が起こり、5~15分くらいで収まります。心臓以外の場所に痛みを感じたり、冷や汗、吐き気、めまいなどの症状を伴うことも少なくありません。
症状が長時間続く場合は心筋梗塞の可能性があります。
千葉県医師会のウェブサイトに、狭心症の治療法をまとめたコラムがありますのでご紹介します。
****千葉県医師会「健康トピックス」>2023.11.30激しい胸の痛みと圧迫感「狭心症」****
治療は薬物療法と手術療法の2種類を、症状の程度によって、適切に組み合わせて行います。
薬物療法では、狭くなった冠動脈を広げる血管拡張薬などを使用します。手術療法には、冠動脈の細くなった部分を広げるカテーテル治療と、足や胸などの動脈を移植し、新しい血液の通り道を作る冠動脈バイパス移植術があります。
発症の主な原因となる動脈硬化は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、喫煙、運動不足などによって発症のリスクが高まるとされています。規則正しい生活を送り、発症を未然に防ぎましょう。
■千葉県医師会「健康トピックス」>2023.11.30激しい胸の痛みと圧迫感「狭心症」
https://www.chiba.med.or.jp/general/topics/medical/medical_122.html