健康トピックス

健康豆辞典

花粉症

春だけでなく秋にも 早めの治療で少しでも楽に

3月になると憂鬱になる人がいます。毎年花粉症で悩んでいる方たちです。花粉症とは、耳鼻科のアレルギー性鼻炎や眼科のアレルギー性結膜炎や皮膚症状が花粉によって引き起こされる病気の総称ですから、科によって診断名は異なります。春先の杉花粉によるものが1番有名ですが、それ以外にも花粉症を引き起こす樹木や雑草は多く見られます。春はヒノキ、マツなどの樹木とカモガヤ、ハルガヤ、オオアマガエリなどのイネ科植物。タンポポもアレルギーの原因となります。夏から秋にかけてはブタクサ、アキノキリンソウ、ヨモギなどの雑草の花粉が原因となります。

花粉以外にアレルギー性鼻炎の原因となるものに、ダニ、ハウスダスト(室内塵=じん)がよく知られていますが、これらによるものは比較的小児に多くみられ、喘息(ぜんそく)を合併することが多く、また目の症状は少ないようです。

杉の花粉の大きさは約35ミクロン(1ミクロン=1,000分の1ミリ)の球形で、これが風に乗って飛散し鼻の中の粘膜や目の結膜に付着して症状を引き起こします。この杉の雄花が育つのが前年の7~8月で、このころの気温が翌年の杉花粉の量に影響を与えます。今年はどうでしょうか。

この季節には花粉症以外でもくしゃみや鼻水が出ることがあります。ウイルス感染による上気道炎(いわゆる風邪症候群)で花粉症と間違えられます。逆に風邪だと思っていた人が花粉症だったということもあります。両者の鑑別は、鼻の中の粘膜の色調、鼻水の中の好酸球の数、血液検査でのアレルゲン(アレルギーの原因物質)の確定などによります。いずれも簡単な検査なので迷われている方は監査をお勧めします。

毎年悩むこの花粉症ですが何か対策はないものでしょうか。まず花粉と接触しないことが肝心です。外出を控える、マスクをする、外出から帰ったら衣服の花粉を落としてから家に入る、洗濯物を外に干さない、などに注意してください。薬には内服薬と点鼻薬がありますが、お医者さんとよく相談して決められた通りに服用してください。内服薬は花粉が飛び出す前からの服用が効果的です。来年はもう少し早くからお薬を飲み始めてみてはどうでしょうか。

耳鼻咽喉科ほりうち医院 堀内和之

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