健康トピックス

健康豆辞典

二つの方向から子どものこころの問題を見る必要があります。

一つは、人と人との関係から。一つは脳の働きからです。

人は生まれたときから人と人との関係のなかにいます。お乳をもらい、おしめを換えてもらい、だかれて育ちます。友達と手をつなぎ、話しかけ、遊びます。議論をし、チームを組み、歌のハーモニーを楽しみます。

親は子の表情をみて、泣き声を聞いて体の様子、気持ちの様子を知ります。子どもは親の声音を聞いて、表情を見て振る舞いをかえます。

子どもがいつもと違う振る舞いをしているのに親はすぐ気がつきます。気がついてなんとか元へ戻そうと試みます。試みても繰り返し普段とちがう行動がみられてはじめて問題に気がつきます。

子どものこころの問題は、クセに近いものから、大人の精神病に近いものまで幅広くみられます。爪かみ、頭髪を抜くことなどから、手を洗い続けることまで様々な症状がみられます。

そのどれも、家族や学校の人と人との関係の歪みや緊張を背景にもっていることが多く見られます。親がかわり、先生がかわることで子どもの症状が変わることもまた多く見られます。

親と子との両方が相談できる機関(児童相談所や教育センター、そして小児科医や児童精神科医)に相談されることが必要です。

一方、小児自閉症やアスペルガー症候群、ADHDとよばれる注意欠陥多動性障害などは脳の機能の偏りが原因として想定されています。注意深い成育過程の聴取と組み合わされた知能検査などの心理検査が必要です。これもまた上記の機関が対応をしてくれます。

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