健康トピックス

健康豆辞典

アトピー性皮膚炎と食物制限

小児疾病治療の特徴は改善という選定の前提として、たえず成長ということが加味されていなければなりません。IgE高値、RAST(特異的IgE)陽性などの結果から牛乳。卵・大豆などが制限される場合がありますが、これらは小児の発育状必須の蛋白源でもあります。

確かにアトピー性皮膚炎児の間接的増悪因子の1つとして、食物の関与するケースのあることはあり、この場合は除去食は必要ですが、ただアトピー性皮膚炎即除去食といった短絡的な考えは是正すべきと考えます。日本では食物アレルギーの診断としてRAST(特異的IgE)という抗体検査が重視されていますが、欧米先進国では食べさせたり、除去させたりして客観的に観察する方法がとられています。米国ではRAST陽性児にその食物を与えたところ、アレルギー反応が起きたのは4人に1人程度で大部分は無関係だったそうです。ここで問題になるのはどうしても除去食を行う場合は最小限の食物除去にすべきで、発育をよくみて3ヶ月を区切って行い、症状に応じて負荷テストを行いながら摂取させるようにすることです。

塙 賢二 著「小児科・今日の話題」から

前のページに戻る
公益社団法人 千葉県医師会 CHIBA MEDICAL ASSOCIATION みんなで高めるいのちの価値 ~健康と福祉のかなめ~
〒260-0026千葉県千葉市中央区千葉港4-1
TEL 043-242-4271
FAX 043-246-3142