医療現場からの提言

2015年

vol.11 人は「百年働く車」です

糖尿病などの生活習慣病の予防と改善は、症状がなくピンと来ません。

篠宮:

標語で覚えるのはいかがでしょう?

例えば?

篠宮:

私はまず、「あなたたちは素晴らしい心と身体(からだ)を持って生まれてきた!」と説明します。生まれてきて今生きていることは奇跡なのです。私たちの身体は、病気を防ぐ仕組みを持っています。そのことに自信を持って下さい。「人は百年働く車-だから手入れが大事です」、そして「便利と横着は身体に悪い」、つい車やエレベータに乗ったりしがちです。しかし、こまめに身体を動かさないのは、生活不活発病というべきもので、筋力が低下し、心も沈みがちになります。

「日頃から、こまめに動きましょう」ですね。

篠宮:

「3カ月で3キログラムの体重減少を!」

月1キログラム減らすのに良い方法は?

篠宮:

「体重計、あなたの健康の鏡です」「減量に近道なし」、そして「間食で太ればそれは四食目」、間食で太る人が多いのです。

車の例えをもう少し詳しく

篠宮:

私たちの身体は車よりもっと精巧ですが、「東洋人は膵臓(すいぞう)というエンジンが小さい車です」と説明しています。積載量オーバー(肥満)では、エンジンがオーバーヒートするでしょう。寿命という行き先まで定期点検(定期健診)が欠かせません。でこぼこ道(過労)を避けましょう。でも車を動かさないと錆(さ)びつきます。質のよいガソリン(バランスよい栄養)が必要です。急激な体重減少(急ブレーキ)やドカ食い(急発進)は悪いことも分かるでしょう。

糖尿病にもこの例えが有効ですね!

篠宮:

エンジンがオーバーヒートしたら、それ以上無理に走るとエンジンが壊れます。その前に外からインスリンで車を押してもらうのです。その間に自分のエンジンが休まり、また自力で走れるようになります。グリコちゃん(HbA1c)がオーバーヒートのメーターです。身体は部品交換ができませんから早めのお手入れを!

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