医療現場からの提言

2015年

vol.08 ブルーライトに注意を

最近、「ブルーライト」という言葉をよく耳にしますね。

日比野:

現代は24時間営業のコンビニ、スーパーも増え、テレビ、パソコン、スマートフォン、ゲーム機などの電子機器の液晶画面を見る生活が当たり前になってきました。これらの電子機器の液晶モニターから発している光の正体はLED(発光ダイオード)ライトの光であり、色別に分けてみるとブルーライトが主な光源となっています。ブルーライトとは、可視光線の中の青色領域の光で、特にスマホからの放出量が多いとされています。

人体への影響は?

日比野:

朝、太陽の光を浴び、太陽光の中のブルーライトを目が感じると、眠りを導くメラトニンを抑制して、覚醒させます。つまり、人間のサーカディアンリズム(慨日リズム)に、重要な働きをしていますので、深夜に至るまで液晶モニターを見続けると、サーカディアンリズムが狂い、睡眠障害だけでなく、糖尿病、肥満、がん(乳がんなど)の発症リスクも高まるなど、さまざまな全身状態の乱れも起こすことも分かってきました。

特に、目はどんなダメージを受けるのでしょうか。

日比野:

人間の網膜に到達する光の中では最も波長が短く強いエネルギーを持つため、加齢黄斑変性症を起こしたり、散乱による液晶画面のブレやちらつきを起こし、眼精疲労や眼痛などが起こることも指摘されています。従って、ブルーライトによる障害を防ぐために対策を講じなければなりません。

予防策について、教えて下さい。

日比野:

まず、大型高輝度LEDを使用した照明装置、自動車のLEDヘッドライトは近くで見ないようにしましょう。一般のパソコン作業などにおいては、長時間の凝視を避け、適度な休み時間を取り、ブルーライトをカットする眼鏡を掛けたり、液晶画面にフィルムを貼りましょう。

日ごろから心掛けるべきことは?

日比野:

緑黄色野菜や橙色野菜を多く食べたり、サプリメントの摂取も効果的です。特に寝る前のパソコンやスマホは避けて、規則正しい早寝早起きの生活を現代人も心掛けるべきでしょう。

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