医療現場からの提言

2015年

vol.07 夏は肌のトラブルにご用心

直射日光がまぶしい暑い日が続いております。肌への影響が気になります。

児島:

夏になって、高温、多湿になり、紫外線が強くなるとさまざまなお肌のトラブルが起こります。紫外線の皮膚へのトラブルも春から夏にかけて多くなります。日焼けを起こすのは主に中波長紫外線(UVB)ですが、長波長紫外線(UVA)も長年にわたればシミやシワなど光老化の原因になります。

屋外での留意点などがあれば、教えて下さい。

児島:

特に戸外で水泳やスポーツなどで急激に日光に当たると、その場では反応は出ないので度を越し、後で火ぶくれ、水ぶくれなどやけどになることもありますし、シミが後々まで残ってしまうこともあり注意が必要です。

日焼け止め剤の効能は?

児島:

近年は学童のプールの授業などでも耐水性の日焼け止め剤の使用が推奨されています。日焼け止めにはSPF、PAなどの表示があります。前者はUVBに対する効果、後者はUVAに対する効果の強さを表しています。日常生活、屋外のスポーツ、海水浴などの状況によって強さを選択することが必要です。また湿布薬、血圧の薬などでも光線過敏を起こすものもありますので注意を要します。

夏場は「あせも」も心配ですね。

児島:

また、夏になると高温、多湿のために体温調節機能の未熟な乳幼児などの皮膚には、あせもが増えてきます。大人でもくびれた部分など汗のたまりやすい場所にあせもができやすくなります。涼しく風通しのよい環境や吸湿性の良い衣服の着用と、そのこまめな交換に努めましょう。また発汗後はぬるめの温度での入浴、シャワー浴などで皮膚を清潔に保つことも重要です。

この他、露出した肌が招きやすいトラブルなどがあれば、教えてください。

児島:

不潔にしていたり、虫刺されなどを引っかいたりしていると細菌が増えて、「とびひ」にもなりやすいです。最近は蚊によるデング熱、マダニによるウイルス感染症(SFTS)などの報道もありますので、肌の露出には注意が必要です。あせもと思っていても、湿疹だったり、とびひだったり、水いぼだったりすることもありますので、おかしいなと思ったら早めに近くの皮膚科など医療機関に相談しましょう。

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