医療現場からの提言

2015年

vol.05 グラフに記録し体重管理を

体重管理はとても難しいですね。

篠宮:

そうです。しかし、多くの病気とその悪化の原因なので体重管理は大切です。

体重増加のきっかけは?

篠宮:

いただき物・宴会・旅行で体重が増える人が多いようです。自分がどんな時に体重が増えるかを知ることが大切です。夜遅く食べると体重が増えやすいので、夕食はごく軽く食べて、朝をしっかりと食べるだけでも、体重は減る傾向になります。

体重管理で気をつける点は?

篠宮:

第1に、なぜ減らすのかを考えましょう。やせている女性がさらにやせようとして骨粗しょう症や不妊症になる方もあり注意が必要です。第2に、簡単に体重が減らせる方法はないことを知りましょう。第3に、栄養のバランスをとりましょう。第4に、食べ物のカロリーを知っておきましょう。間食とアルコールを断つのも有効です。

早食いは太るといいますが?

篠宮:

15分以上かけてゆっくりと良くかんで味わって食べましょう。野菜などを最初にとってゆっくり食べるとカロリーは少なく、お腹も膨らみ、あとから食べるものの吸収もゆっくりになります。

体重を減らすスピードは?

篠宮:

月1キログラム、3カ月で3キログラムの減量を目指しましょう。それで、血圧も、血糖値・中性脂肪・尿酸値も、脂肪肝も改善します。月に5キログラムも減らすような急な体重減少はかえって身体に有害で、リバウンドも起こしやすくなります。

月1キログラム減らすのに良い方法は?

篠宮:

毎日体重を記録して折れ線グラフで記録する方法が有効です。朝起きてお手洗いに行った後、朝食の前が最も体重が軽いのです。この時の体重を0.1キログラムまで測って記録します。一定の服装で測れば衣類の重さを引く必要はありません。縦軸に体重、横軸に日付をふります、グラフの幅は1キログラムを2~3センチなど大きくとってください。グラフを見れば体重がいつなぜ増えたかが分かります。減らすのは1カ月に1キログラムでよいので、1カ月後の1キログラム減った点に向けて赤い線を引いておきます。その線に沿って減らしていきましょう。グラフを家族が見えるところに貼っておきましょう。

運動については?

篠宮:

こまめにきびきびと身体を動かしましょう。食後ゴロゴロしているのはよくありません。身体を動かしてカロリーを消費する割合は、日常動作が95%、運動スポーツが5%とされています。車で通勤の人は電車通勤に比べ2.5倍メタボリックシンドロームになりやすいとされています。

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