医療現場からの提言

2005年

vol.03 県民の健康づくり目指して

県医師会の新年度の重点取り組みは。

藤森:

平成17年度は全国でもそうであるが、千葉県でも少子高齢化が一段と加速すると思われる。とくに高齢化は郡部が顕著であるが、都市部にも高齢者が増加してきている。県医師会の一番の目的は、県民が健康に過ごされることに協力することなので、高齢者が健康な老後を過ごされるよう努力したい。それには健康教育が重要であり、各地区医師会と協力して講演会、健康セミナーなど開催していきたい。また、県民向け広報誌ミレニアムには毎号健康情報を掲載しているので、活用を訴えていきたい。さらに市町村と相談して、より良き老人保健検診の充実に努めたい。

高齢者がいったん体調を崩された場合は、一日も早く健康を回復されるよう県内の医療機関にベストの対応を要望していきたい。必要があれば在宅または介護施設でのより良き対応を図っていく方針。改正が予定されている介護保険制度、高齢者医療制度にも適切な対応をしたい。そのため昨年から県医師会に介護部を新設した。

早急な課題として何か。

藤森:

小児人口は減少してきているが、逆に小児医療には課題が多い。小児救急については各地区の救急事業充実に努めたい。7月ごろから「小児救急医療電話相談事業」を立ち上げるよう県、看護協会と相談しているところである。これは夜間、子どもの急病で心配な保護者などからの電話を受けるもので、一次受付を看護師が、必要があれば小児科医が受け付けるシステム。

また、小児の健康には予防接種の完全な実施が重要であるが、実際の接種率は十分ではない。そこで昨年から住所のある市町村以外でも、かかりつけ医師のところで接種できる制度を始めた。

いま医師会で最も力を入れているのは「医療の安全」。医療機関で事故なく、安心してかかれるように、医療機関の安全性を高めるよう研究し、実践している。また、医師はじめ看護師など関係者に講習会なども実施している。

千葉県医師会は県民が健康で、「千葉県が健康県」として評価されるよう努力していきたい。

BACK INDEX NEXT
公益社団法人 千葉県医師会 CHIBA MEDICAL ASSOCIATION みんなで高めるいのちの価値 ~健康と福祉のかなめ~
〒260-0026千葉県千葉市中央区千葉港4-1
TEL 043-242-4271
FAX 043-246-3142